「アリスにも親がいたとは初耳だぜ」 「…キャベツ畑から拾われてきたとでも思っていたの?」 「どちらかというと茨の森かな。」 「あんたも魅魔になにかプレゼントしてみたらどう?」 「魅魔様にお母さんなんていったら、殴られるぜ。」 「そうでもないと思うけどね」 「ん、何かいったか?」 「いーえ、何にも じゃあ、私はしばらく出かけてくるから」 「わるかった」 「何のこと?」 「お前にも親がいたのかとかいってさ」 「ああ。 気にしてないわ。 あんたらしくもない」 「・・・」 「仕方がない。素直な魔理沙ちゃんには、 神綺様にいただいた新しい魔道書を少しだけ見せてあげましょう。」 「ちょっと待て、なんだその魔理沙ちゃんって。」 |