2010/8/31
なんかプロイセンさんのすごいのきた・・
ネタバレにつき反転で。
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プロイセンが実は固いのはわかるとしてくザクセンもわかる気がするのですが、ヘッセンって固いのかー。なんとなくヘッセンのワインはソフトな感じなので、あと名前も柔らかそうなので、そういうイメージが・・
ブランデンブルクもいることがわかったので、つまりフリッツ親父の下にプロイセンもブランデンブルクもいたということなのですかね。
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今日読んだ本
サッポロビール120年史
麒麟麦酒株式会社五十年史
麦酒・ウイスキー
知識というものは、手の届くところにあるなら、さっさと確保してしまうべきだなあと。
新たな情報が入ってくると、なにかしらストックされた知識を再構成することになるので。
まあ、ケースバイケースではありますが、今回は失敗だったなと。
つまり、さっさと読んどけばよかったなあという話。
感想混沌と箇条書き
・エクスポートという名前にまつわるいろいろとか。
・Dampf Bierは火入れした麦酒という意味だろうとか、いろいろ興味深く。
・ビタミンビールが、かなり比重も低く、発酵度も低い甘いビールに更に甘みを加えたものだったというのが、興味深すぎてびっくり。
・ポールマンとうちの曽祖父の間の二人の人物の話が大分詳しく。
・ちょっと衝撃的だったのは、「ボックエール」より「ミュンヒナー」の方が強かったという話。というか、それ以前にボックエールって何者さ。
・あと、ボックとキリンの関係については、ギネスの猫印やスプリングバレーのボックの山羊に着想を得たんじゃないかという話なので、ボック→キリンといってしまうと多少いい過ぎなのかも。というか、ギネスの猫印って何(笑)
・終戦間もない頃に書かれた本に、既に伯林ワイスもゴーゼもリヒテン・ハイネル、グレッチェルも紹介されているのはちょっとびっくり。逆にブロイハンがいないのも興味深い。
・あとっ、上面発酵の中に、「ラーガー麦酒類似の麦酒」があるのがちょっとしびれました。主に西ドイツで造られる苦味の強い淡色麦酒だとか。
・ボヘミアからドイツにヴァイツェンが伝わったと書かれているのも。ただ、時期が三十年戦争後になってますが。
・この本に限らず、一昔前の本では、ベルギーのビールというとまずペーターマンなんだなと。
・個人的に重大なのは、下面発酵の種類に「クルムバッハ及びニュルンベルグ黒麦酒」があること。あと、この説明に「ボックやサルバトール等も之に属する」とあるのも。
・というか、サルバトール呼びなんだ・・。この本に限らず、サルバトールがドッペルボックと呼ばれるようになるのと、サルバトールがパウラナーによって独占されるのは、どういう時間差で発生しているのだろう。
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2010/8/30
プリマートル・ヴァイツェンさんバージョン0.2。
今日のビール
サッポロ生ビール
香ばしいモルトな感じ。するすると飲める感じ。
あまりホップな感じはない。
でも美味い。
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拍手のお返事など
> 通りすがりの事務的な連絡になります。すみません。isweb(infoseek楽天)のサービスですが、2010年10月末をもって終了する様です。
うわー、本当ですね。
ご報告ありがとうございます。
引越し先考えないと・・
2010/8/29
重要といえば重要かもしれないミスなので、過去の日記を訂正しました。
うちの曽祖父が書き残したのは、
「クルムバッハビール」ではなく、「クルムバッヘルビール」でした。
ミュンヘンビールとミュンヘナービールくらい違う言葉なわけで、日本人が書いたものであることを考えると、ずいぶんニュアンスも違ってくるなと。
Etoile du Nordのアルコールですが、本とか公式サイトのラベルでは4.5%ですが、飲んだボトル見たら5.5%ですね。アメリカ輸出用に関しては名前も変えてるらしいので、これは一体どういう違いなんだろう。
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今日のビール
Midnight Sun T.R.E.A.T. Imperial Chocolate Pumpkin Porter
ぴりっとスパイシー
一瞬、オレンジっぽいかと思いきや、そうではなく、かぼちゃっぽいのかも。
まったりほくほくした感じのなかから、ねっとりとココアクッキー、少しレーズンも。
そしてスパイシー。
色は真っ黒。
飲むと少しシャープにフルーティが先に来るけど、ぐわっと来るのはチョコレート。チョコチップ。
ねっとりするでもなく、甘さも意外と控えめなので、期待通りのまったり+スパイシーな感じだけど、飲み続けやすい。
ナツメグ?
ごりっとチョコチップ。
パンプキンというのは、意外と難しい素材なのかな、とも思うのですが、アメリカ人のパンプキンへの愛着というのは、やっぱり結構なものがあるのだろうなあと思います。
このなんというか進化(重武装?)したパンプキンビールを飲むと。
基本、お祭物なので、ストイックさはあまり求められないのだろうなあとも。
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いろいろ飲むお金がないと歴史中心になり、いろいろ飲んでると個別ビール中心の本を作りたくなるなあと。
でも、とりあえずドイツの重めな本は一回作っときたいので、vol.9は今の調子でいきます。
というか、テキストはほぼ完成。イラストとの兼ね合いで分量の調節はしますが。
すごいぞ、冬コミの本のテキストが8月中に終わるなんて(笑)
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2010/8/28
失われたビールその三 リヒテンハイナーさんバージョン0.3くらい
でも、リヒテンハイナーさんは辛うじて失われてないという話も。
2010/8/27
今日のビール
Thiriez Etoile du Nord
若干噴き。濁った金。
葡萄と干し葡萄の境界とパン。
清涼なさーっとするスパイシーなハーブな香りが微妙に。
でもどっしりソフトな感じにもなりそうで、そこまではいかない。やわらかくボリュームがあるという感じのモルト。
時間差で苦味がぐっと。
ソフトなビエールドガルドにホップをさわやかにしっかり、という印象。先入観もあるのだろうけど期待通りな感じ。
・・いや、予想としては、むしろホップなペールエールか、なんとなくもったりした感じを予想していました。ごめんなさい。
本を見ると造り手としてはペールエールらしく。あとモアネットが好きらしい。
重めの白葡萄ジュースな感じ。
・・アルコール4.5%だそうな。それからすると、すごくボリューム感あり。
でも、新鮮だと、もっとホップよりなのかなとは。
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2010/8/26
以前ちらっと書いた、1902年ににかかれた「American Handy Book of the Brewing, Malting and Auxiliary Trades」について、書いたのはどうやら曾祖父様の留学していたシカゴのアメリカンブルーイングアカデミーを創設して経営していた人達だった模様。
だから、当時、曽祖父様が書いたところの札幌黒麦酒の原型と考えられるクルムバッヘルビールという言葉は、その本で説明されている非常に色が濃く、18-19プラートというクルムバッハーをイメージしているのだろう、というところにより自信が。
あとは、その後黒ビール造りを修行したというメンヒスホフで当時造られていたビールの種類とデータがわかればいいのですが・・
そういえば、曽祖父様が帰国した後のラベルではSAPPORO EXPORT BEERで、黒い色を示唆するものが何もないのに、EXPORTという言葉は残っているのはちょっと興味深いかも。
あと、アサヒの黒ビールはBOCK → BLACK →・・→Munich Type BLACKという変遷?
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今日のビール
志賀高原Indian Summer Saison
つんとした、でもやわらかい柑橘。
レモンと少し桃っぽくもあり、微妙にモルト臭くなる瞬間もあるけどかすか。かなりのホップより。
スウィーティというかレモンっぽい感じが主力で。あとからほどよく苦みが。
ぴりっとレモンキャンディのような。
なんだろう、このぴりぴりくるつやつやした香りっぷりは。
7%という重さは感じられず、ごくごくいけるところは、セゾンらしいか。
あー、これは樽でも飲みたかったなあ。
次回も期待。
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2010/8/25
アダムさんバージョン0.4くらい
今日買った本
ベン・トー6 和栗おこわ弁当310円
ネタバレにつき反転で。
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ボリュームは多目でしたが、内容的には軽め。
笑いもあって、テンポよく読めました。
先輩の甘えたり甘えられたりという距離感の上手くなさというか、ちょっと臆病なところが、今回の見所でしょうか。
個人的にスーパーの裏方の二人がいい味でした。あと神田君。スニッカーズ揚げは私も食べてみたい(笑)
あとは、白梅様の出番がいい感じに。しかし、コバヤシさんには天誅を下していただきたかった・・
舞台は、実際面白そうだなあと思ったり。だからこそ、やっぱり、許しがたいなあ、と思わずにいられない。
あと、そろそろ二階堂に出番をっ(笑)
そして沢桔姉は段々残念な人に(^^;
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2010/8/24
今日のビール
ベアード・エキスポート・ラガー
ビール、香ばしさ。そしてほんのりほんのりと柑橘が。ちとスパイシー。
お、いい感じ。
じわりとくるほの甘い(実際に甘いわけではない)モルトと、あとからじわりとくる苦味。
やっぱりエクスポート好きなのか。
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最果屋においては、既におなじみですが、サッポロ黒ビールのラベルには元々「SAPPORO DAMPF BIER BRAUERAI Erlanger Export Bier 最上黒麦酒」と書いてありました。このことから、エアランゲンスタイルなのか?という妄想が成り立つわけですが、「大日本麦酒株式会社三十年史」を見ていたら「アサヒ黒ビール ASAHI BOCK-BEER」というラベルを発見。
どうやら、アサヒの昔の黒ビールはボックであったようです。
ぼちぼち麒麟の資料も見るべきかのう。図書館いくか・・
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2010/8/23
今日のビール
1.マトゥシカ・ヴァイツェン
まず襲ってくる違和感はライムのような香り。
飲むと軽く、でもはっきりとした酸味。
飲んでいるとバナナな感じもほんのりに。
乳酸的な酸味はあるのだけど、ベルリナーとかをイメージすると、モルトの荒い力が相対的に強いなと。
時間たつと黄桃的な感じと、みかん的な酸味が。ごくわずかにランビックっぽい印象。
これが真っ当な状態なのだとしたら、すごい好奇心をそそられるサワーウィートなんですが。
これは本当にこういうビールなのでしょうか・・
2.ビエール・ダルビストゥ
軽くツンとフルーティ。
甘さ控えめ。でも辛いほどではなく。
ライチのような香り。
泡がなくなると、よりむわりと香る。
ビールとイチジクの境界がわからない、いい感じに調和しているのか。
ライチといっておりますが、私、イチジクを食べたことがないので、それかイチジクなのかも。
この二つは新宿FRIGOさんにて
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イタリアビールの話
今日、目白にいったところ、イタリアビールがまだいろいろありました。
特にパニル・バリック・サワーは大瓶、小瓶共に。あとディヴィーナも。
モンテジョーコやトロルも、本で紹介した銘柄ではないですが一種類ずつ残っておりました。
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セゾン・デポートルは、目白にもありましたが、新宿FRIGOにも。
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最近のビール
1.ヱビス
硬いほんのりミルクと、抑えたスパイシーなハーブ。
クールに硬く、そして苦い。でもさらさらと。
2.ヱビス・ザ・ブラック
微弱なイチゴジャム。とキャラメル。
昼の光にすかすと、透明感はある。
焦げた感じはごく控えめで、キャラメルというかそういう感じが主体。
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2010/8/22
グルートビールの話を書くべく、以前読んだBeer in the Middle Ages and the Renaissanceをてろてろと読み直しております。以前よりはだいぶ読めるようになっている自分発見ではあるのですが、真面目に読むと大変な本だなあと。
あと、違う目的で昔のイギリスのビール本を読んでいたら、プロイセンの偉い人がアダムビールを飲んでぶっ倒れた話発見。あとケストリッツァーのブラックビールが19世紀末の時点でラガービール、リヒテンハイナーと並び称されておりました。
2010/8/21
ブロイハンさんバージョン0.3
2010/8/20
最近のビール
1.De Dolle Special Extra Export Stout
すごい泡
泡からは、すごくはっきりと少しぼけた青リンゴの香り。
ちらほらと木とココアが覗くけど、基本はつやつやとフルーティ。
飲むと、洋梨はっきり、粉っぽい苦さは残る。ハイチュウ。
甘さはほとんどない。
液面出てくると、ロースト感は足場にはあるけど、あくまで艶やか。
ボトルコンディションというのは、おいしくなる魔法の呪文とかではなく、出荷以降の味の変化は貯蔵する人の責任でよろしくという、豪快な話ではある。
2.ヱビス
軽くパリパリと香ばしく、ほんのりスパイシー。
ひしひしと苦い。
意外と黒目のパンっぽい香りも?
少しだけ草と、香ばしい感じ。
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2010/8/18
フレンスブルガー・ピルスナーさんバージョン0.2とヱビスさんバージョン0.2。
拍手のお返事とか
> お疲れさまでした。 ランビックとグースの違いとか参考になりました。
お疲れ様でしたー。お役に立てたようで何よりです。
ランビックとグーズって、グーズはランビックの一種、というだけでなく、ランビックとグーズが並列の関係で書かれることも多くて、ちょっと不思議な関係なのですよね。
2010/8/16
コミケに参加された皆様お疲れ様でした。
暑い中、うちのスペースに足を運んでくださった皆様、ありがとうございました。
今回は西館ということで、出だしは遅かったものの、最終的には過去最大の頒布数を記録しました。
新刊は搬入した分はほぼぴったり完売で、手伝ったもらった友人に渡す分がなくなる勢いでした。
(自宅には在庫があるので、そちらから渡す予定)
いろいろと声もかけていただきありがとうございました。
いくつか話題をピックアップしますと
・日本の地ビールは出てこないんですか?
という質問は何度かいただきました。理由はいくつかあるのですが、一つには「造り手さんに見つかったら恥ずかしいから(笑)」、あとは、それなりに飲んではいるのですが、外国のものに比べるとまだ経験値がたりないかなあという点もあり。でも、いくつか描いてみたいものもあるので、そのうち、ひょこっと登場することもあるかもしれません・・
・ドイツビールが好きなんですが・・と、いわれて、気付くと最近ドイツビールの出番が少ないことに気付きました。vol.9では、ドイツビールを大量にご用意する予定です。
・話題ではありませんが、意外とジン・トニック本だけ買っていかれる方も多かったです。ジンが意外と人気があるのかなとその時は思っていたのですが、むしろ、(ゴシック)ロリータ的な服が好評なのかもとも思いました。あるいは、とりあえず一冊で完結しているのがよかったのかもとか、いろいろと悩んでみたり(^^;
次回のイベントは冬コミの予定です。
新刊びあらばvol.9は、既に準備中。ドイツビール特集に、ドイツの失われたビールも大々的に御紹介する予定です。
2010/8/14
明日はコミケですので、一応情報を
西 く-28b「最果酒場」
です。新刊は「びあらば!vol.8」(400円)です。
既刊は「びあらば!」vol.1〜7と、ジントニック本「Gins & Tonics」を持っていきます。
あと、びあらば!番外編(2009summer,2009winter)については、残部数がわずかなので、持っていきますが表に並べない予定です(置く場所もないので)。
なので、欲しい方は声をかけていただけると。
(ただし、紹介しているビールはvol.8に再録していますので、番外編にしか載っていないのは失われたビールの話だけです。)
あと、例によって15:00頃には撤収予定ですのでお気をつけください。
2010/8/12
プリマートル・ヴァイツェンさんバージョン0.1
チェコのヴァイツェンというと、最近は他の銘柄もちらほらと入ってきておりますね。
むしろ、プリマートルが今後入ってこない可能性を考えると、そっちの方を注目した方がいいのかもしれません・・
今日のビール
1.燕京ビール
グリーンボトルですが日光臭がほとんどなく。お?と、しっかり目でいい感じに。
2.青島ビール
この順番だと、青島はぐっと軽い感じ。この差はおどろくほどはっきり。
燕京はしっかり目。一緒にいた友人としては、それは必ずしも長所ではないけど、羊とか、コリアンダー多めな野菜の相手には良好とのこと。確かに。
あと、こちらは順当にほのかな日光臭が。
wikiを見ると、燕京はいろんな初期比重バリエーションがあるようですが、日本に入ってきてるのはどれなのだろう。
ということで、今日はコミケ合わせで出てきた友人が京急線のどこかというリクエストだったので、日ノ出町の京味居さんにて。
餅が大餅ではなく、薄いタイプになってました。厚めのクレープという感じ。羊とかくるんで食べるにはいい感じ。
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2010/8/11
ぼちぼちコミケ当日なので、サークル情報のフォントを大きくしてみました・・
2010/8/10
パルドビツキー・ポーターさんバージョン0.2
新しく一から書き直したのですが、バランスが昨日のの方がよかったので、結局トレスでデザインだけ変更。間違い探しレベルですが。
今日のビール
Primator Weizenbier
クローブ
次にバナナ
色は薄めのブラウンで。
ほんのりクリーム。
中盤はバナナより、スパイシー。
キャラメルバニラ
すごくバニラ
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エルビングでもポーターが造られているらしいという情報を見て、ちと探してみたり。
エルビングの醸造所は、ドイツ騎士団の時代からの歴史が書かれていてちょっと面白かったり。
輸入ビールはリューベックやイギリスのものが人気だったとか。
ケーニヒスベルクでもイギリスのビールはかなり人気があったらしいですが、プロイセンの東のほうに共通した傾向なのだろうか。
・・というか、だからバルティックポーターが生まれるのでしょうか。
(追記:特にエルビングがイギリスと仲がよかった?)
1900年近辺にエルビングで造られていたビールの中には、(ポーランド語なので微妙ですが)ピルスナーや、ドイツのラガー、ポーターの他に、ベルリン風の白ビールらしきものの名も。
ベルリンスタイルの小麦ビールを他の土地で造っているというケースは、そういえば初めて見た気がするので、ちょっと興味深いです。驚くほどのことでもないのかもしれませんが・・
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2010/8/9
パルドビツキー・ポーターさんバージョン0.1
100年以上の歴史を持つチェコのポーター。下面発酵でバルティックポーターの仲間といわれることも。チェコにはバルト海はないですが・・
バーリング度19°でかつては大陸最強だったと主張していますが、チェコスロバキア時代はスロバキアの20°のポーターに負けていたという話も。
久しぶりに、ビーフカレーなど作ったら、大変いい感じでした。ビーフは偉大です。
何故か、「真赤な誓い」を聴きまくる。いい歌じゃのう。
2010/8/8
リトアニアのちょっと有名なビールSvyturysはクライペダ(メーメル)で造られているらしい。
創業は1784年というから、元はプロイセンの醸造所だったのですね。
(もうひとつ有名なUtenaの方は、創業1979年で、こちらはチェコスロバキアの助けがあったらしい)
でも、サイトを見渡してもドイツ的なものを出そうとしていないので、そこはあまり触れて欲しくないところなのだろうか。
まあ、外国人的には、リトアニア固有のものを押し出せるなら押し出してくれた方が楽しいところもあり。
公式サイトによると、造り手は女性であるそうな、というか、それは公式サイトでわざわざ紹介するようなことなのか??
確かに、へー、とは思いましたが。
分類するとエクスポートにあたるらしいEkstraは、10%の米を使っているらしい。
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今日のビール
1.Houblon Chouffe(750ml)
開栓。スウィーティ、桃、ほのかな春菊。
色はすごく薄い。泡立ち豊か。
漂うアメリカンな印象。でも、甘い感じも少し。
飲むと、そこまで爆発しない香り。
柑橘より洋梨、そして少しラムネ洗剤、でもこれはごくわずか。
わずかでもないか、ラムネ洗剤と青柑橘っぽさのまざったあたり。でも抑圧的。
そしてじわわっと苦い。
ラムネに少し桃。
小瓶より、生きている感じ。
多分、もっと元気な状態というのもあるのだろうなと想像。
違和感があるのは香りのボリュームの少なさだけど、と感じるのはアメリカに毒されてるのでしょうか(笑)
とにかく飲み口は軽い。9%でこれはすさまじい。
甘さもなくさっぱり。
つるりとしたフルーティ感はあるのだけど、むしろ葉とか花とかそういう感じ。
でも、スウィーティがあるベルギービールは初めて。
柑橘フルーティもありつつ、一方でラムネ系もあって、でも抑圧的で甘さもないので、するりといけてしまう、不思議なIPA。
温度が上がってきた方がいい感じ。もともと高めで飲み始めたのですが。度数高いけど、本当に線の細い印象。
荒さがほとんどないのは、そういえばすごい。苦くはあるけど。
ドイツワインの蜜のような感じが。青リンゴも。
終盤はちょっとワインっぽいか。あとちょっとマスカット?
底まで注ぐと、今度は八朔と白皮。
前回の小瓶ではちと納得がいかんかったですが、今回は納得。
でも、もう何度か試したいところ。
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2010/8/7
駅前のコーヒー屋でテキストをまとめようとしていたら、近くの席の少年達が今井麻美はどうやったら売れるのかと激論を交わしていて、まったく集中できませんでした。面白かったからいいですけど。
昨日買った本
もちもちの神様 1
久々に買った森生まさみ先生の新刊。この方にも結構影響うけてるなあとか。
後書きには、懐かしいキャラの顔もあって、ラッキーな。
・・というか、もしかして「聖・はいぱあ警備隊」とか10年前とかの作品になるのだろうか、と思ったら連載終わったのがほぼ十年前でした。
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2010/8/6
13thセンチュリー・グルートビールさんバージョン0.1
今日のビール
1.Houblon Chouffe
草というか藁も少し。
ねっとりした甘い感じも。
でも、柑橘とかすかに青い感じが、でも飛び出てはこない。
飲むと淡色で意外と軽い、くどいような重たさはまったくない。
そして、苦い。うん。かなり苦い。
あ、香りの感じが何かににてると思ったら、サマーライトニングだ。
色はまさに薄めのゴールドで同じですが。
フルーティになりそうでならないような
しかし、かなり回る。飲み口は軽いけど、アルコールは9%
柑橘の白い感じ。やっぱり少し黄色いような草?
ほんのりと洋梨とパイン。
これ自体はまったくアメリカ的ではないけど、これを西海岸流に造るとCali-Belgiqueになる気はする。
印象的なのは、まず苦味。
あとは意外と色が薄いことと、わかりやすく親しみやすくはないけど、はっきりと存在している香り。
あとは、アルコールが回ることか。
2.ヱビス ザ・ブラック
ローストとちと冷たい感じ
飲むと、すごくキャラメル。ミルクチョコ。
ちと金属。
意外に苦味が。
少し黒糖のほのぼの感。意外なくらいに焦げ臭くない。いい感じ。
とろりとしっかり目。
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色も比重も濃いビールを造る街というと、順にクルムバッハ、エアランゲン、ミュンヘンだったとか。
札幌黒麦酒を最初に造ったドイツ人としては、エアランゲンのエクスポートビール的に札幌黒麦酒を造った。
で、アメリカで勉強した結果、どうも、このビールの原型はクルムバッハーであろうと考えた。
で、クルムバッハーで有名な、クルムバッハーの故郷であるクルムバッハのメンヒスホフで黒麦酒作りを学んだ、ということなのだろうか。
でも、社命でいったということだし(あたりまえですが)、その前から札幌の方でも、クルムバッハーが原型とは考えられていたのだろうか。
19世紀終わりごろのクルムバッハのエクスポートの数値を見ていると、18°まで高いものはあまりないですね、16°弱くらい。
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2010/8/5その2
というか、「American Handy Book of the Brewing, Malting and Auxiliary Trades」の作者の人はシカゴのアメリカンブルーイングアカデミーの関係者っぽい
キリンの方は、もうちょい調べんことには、なんともいえないなあ・・
2010/8/5
昨日の日記に、フレンスブルガー樽の感想を書きました。
黒ビールの話
うちの曾祖父の手記に「札幌黒ビールの原型と考えられるクルムバッヘルビールで有名なメンヒスホフで黒ビール造りを修練した」という記述があって、以前からそのあたりのことに興味をもっておったのですが、最近あらたな発見が。
1902年ににかかれた「American Handy Book of the Brewing, Malting and Auxiliary Trades」に、クルムバッハーというものが、非常にダークでとても強くバーリング度で言うと18-19°のビールとして紹介されているのです。
(あとババリアのビールの色はミュンヘンのようなライトブラウンからクルムバッハのようなダークブラウンまで。バーリング度は12.5-14.5°、エクスポートやボックは15-18°とのこと)
また、「Decoction」によれば、クルムバッハービアは、かつてはヨーロッパで広く知られ、造られていたスタイルだったらしく、1870年代にはハイネケンのラインナップにもクルムバッハーがあったのだそうです。
曾祖父はドイツのクルムバッハに行く前には、シカゴのアメリカンブルーイングアカデミーに留学していたのですが、入学の年がまさに1902年。同時代の同国で勉強していた曾祖父のいうクルムバッヘルビールの意味するところは、クルムバッハ産ビールというよりは上のようなスタイルのビールという意味と考えるのはそれなりに自然なことだと思えます。
そもそも、札幌黒麦酒のラベルには「ERLANGER EXPORTBIER 最上黒麦酒」と書いているのであって、それだったら土地としてはエアランゲンのビールがルーツと考えるのが普通だと思われるわけで、その点もクルムバッハは地名ではなく、クルムバッハビアがスタイルの名前だったと考えれば納得がいきます。
また、黒ビールは冬場のビールの売り上げの低下にたいして、濃厚なビールを、というスタンスの商品だったらしく、大日本麦酒のポスターには札幌黒麦酒と朝日スタウトを並べて、「濃厚な味わい」というコピーをつけているものもあります。
「ビールの文化誌」では、日本ではボックビールは黒ビールと呼ばれたと書かれており、キリンのジャパンブルワリー重役会議事録(英語で書かれている)にBock beerが登場することが紹介されていますが、キリンではボックをベースに、札幌ではクルムバッハビアをベースに黒麦酒を造ったということもあるのかもしれません。上のバーリング度を見れば、クルムバッハービアは、ボックと同等以上に強いビールだったようですし、両者が同じく黒麦酒を名乗っても大きな違和感はないだろうとも思えます。
現在の黒ビールはそれに比べると、ずいぶんと度数も控えめですが、昔は普通のビールにしても、今より色も味も濃いビールでした。日本のビールのモデルだったストックビールはボック位の強さだったという言葉に対して「当時の日本のビールの分析結果をみる限り、当たっているように思える」という話もあるので、分析資料は私はみれないですが、それだけ高い初期比重だったのでしょう。
最近まで造られていたサッポロ黒ビールは比重にして13°だったらしいのですが、普通のビールが現代では12°程度になっていることを考えると、クルムバッハービアをモデルにした黒ビールが同じ時代の変化を経験してきたものとしては納得のいく姿かもしれません。
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失われたビールでも、クルムバッハビアを取り上げるのもありだろうか。それにはもうちょい情報欲しいところではありますが。
2010/8/4
今日のビール
フレンスブルガー・ピルスナー×2
やってきた、フレンスブルガーの樽っ。渋谷で開いたときは飲めなかったので、今回は神谷町のフランツィスカナー改めディ ヴルストさんに初日に行ってまいりました。
スパイスというほど刺激的でもなく、草というほど青くなく。ハーブの感じに鮮烈に。ずあーっと。
びしりと苦い。
軽くクリーミーはある。
クリーンですげーホップ。でも、底には甘いモルトが。
このモルトはボトルでは意外と前に出てくるのだけど、樽ではあくまで奥のほう。
二杯目は、はなから苦い。ソフトにクリーミーでもあるけど、あくまで苦くてハーブ。
かすかに柔らかく、フルーティ?という表現が適切が微妙ですが。
美味い。
ピルスは素晴らしいなあ。
そういえば、普段はピルスの樽ないのですよね、Zato各店は。定番化すればいいのになあ。
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2010/8/3
バイエリッシャーバーンホフ・ベルリナースタイルヴァイセさん更にリファイン版。
妙に熱中して、冬のvol.9の作業を夏コミ前にやっている今日この頃。
vol.8は完成して家に届いているので、特に問題はないのですが。
ボックのテキスト終わり。
メモ帳→ワードパッドときて、ついにWordを使うようになりました。
参考資料をメモしながら書かないと、後々、大量の本をひっくり返して調べなおすはめになるということがわかったので、コメント機能を使ってメモすることに。
コメントに画像もはれるって便利だなあ・・公式サイトの記述とか引用する際には画面コピーとかはりつけられるので。
ただ、それをやってしまうとPomeraとの親和性は落ちるんですが。
昔ビール特集のテキストも一段落。こちらは、まだ調整にかかりますが。
再録分含めて、10ページくらいになりかねない勢い。
次回は中綴じ本のページ数の限界に挑戦する羽目になるかもしれません・・
(基本的には40ページまでということになっています)
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2010/8/2
バイエリッシャーバーンホフ・オリジナル・ライプツィガーゴーゼさん細かくリファイン版。
ちびっ子が続きますが、というか、失われたビールの方でも、既に設定済みのグレッツァーもそうですが、ブロイハンもリヒテンハイナーも度数低めなので、結果、頭身低めになるのではなかろうかという。アダムさんはでかくなりそうですが。
まあ、バーレイワインとかボックは、度数高いけど頭身低めなので、逆があってもいいのかもですが。
そういえば、Twitterを微妙にやっています。「saihateya」で検索してもらえると。
2010/8/1
新刊届きました。よい感じの刷り上りです。
下においてあるのは、主な参考本。
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